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教員メッセージ

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生物学や医学に関わる現実の問題に数学の力で挑む

私の専門である離散数学は、有限個のものを扱います。ものの数を数えたり、いくつかある候補の中から一番いいものを決めたりといった、数学のなかでも現実的な問題意識と密接に関わる学問分野です。私は特に、生物学や医学に関わる現実の問題を解決するために、どのような数学があればいいのかを掘り下げる研究をしています。具体的には、細胞の分化や生物の進化といった生命現象を数学的に捉えることにより、細胞の分化の仕組みや、生物が辿ってきた進化の道筋を明らかにするデータ解析の方法論づくりを行なっています。もともと医師として勤務していたこともあり、その経験を活かして数学と異分野を融合させるような研究を進めています。
数学科は多くの大学にありますが、現実との接点を前提にした応用数学専門の学科は珍しいため、ここでしか勉強できないこともたくさんあります。基幹理工学部には、2年次進級時に学科を選択する進級振り分け制度があり、1年間はいろいろな学問に触れられますから、自分の適性を見極めた上で将来の専門分野を選ぶことができるのも魅力ですね。私もYouTube で講義動画を公開していますが、現在は、大学レベルの教養知識にも簡単にアクセスできるようになってきました。皆さんには、まずは食わず嫌いをせず貪欲に学び、自分の直感を信じていろいろなことに挑戦してほしいと思います。それが、他の人と違う自分の強みやユニークさに繋がるのではないでしょうか。

Profile
早水 桃子 Hayamizu Momoko
基幹理工学部 応用数理学科 准教授

東京大学医学部医学科卒業、総合研究大学院大学統計科学専攻博士課程修了。博士(統計科学)。学部卒業後に3年半医師として勤務、統計数理研究所助教を経て、2020年より早稲田大学基幹理工学部応用数理学科専任講師、2022年より現職。専門は離散数学、理論生物学(特に系統学の理論研究)、計算生物学。

※掲載情報は2021年度内の取材当時のものです。

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