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校友メッセージ

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【先輩たちのキャリア選択】 金城 美優さん(社会科学部卒)

用意された原稿を読むのではなく 自分の言葉で発信できるのが記者の魅力小さい頃からテレビが好きで、中学生の頃からマスコミに興味がありました。早稲田を選んだのは、幅広い学問分野を学べる社会科学部があり、マスコミ関係に就職している先輩も多いことを早稲田出身の高校の担任の先生から聞いたからです。
授業で印象深いのが統計学で、人々の意識や行動などの実態を捉える社会調査の進め方を知り、データが示す数字を鵜呑みにするのではなく、その裏にある意味も考えることが大切だと思うようになりました。ゼミは日本語学の笹原宏之先生のもとで、主に琉球方言について学びました。放送研究会やアナウンス部にも所属し、イベントの司会やケーブルテレビのリポーターなどにも挑戦しました。また、2年次には、夏休みを利用して東日本大震災で風評被害を受けていた北海道・帯広の農場に出向き、生産者の思いや食の安全に対する取り組みなどを聞きました。その時に見たことや感じたことを全学オープン科目の授業で、知識や理論につなげられたのは大きな収穫でしたね。
就職活動では思うような結果が得られず、東京の旅行会社に就職しましたが、マスコミの仕事をしたいという思いは変わりませんでした。紆余曲折はあったものの、現在は地元のテレビ局で報道制作の仕事に携わることができています。以前勤務していた宮古テレビでは、アナウンサーとしてあらかじめ用意された原稿を読んでいましたが、今は記者として取材し、さまざまな出来事を深く掘り起こして自分の言葉で発信することができます。それはとても刺激的で、やりがいも十分。故郷・那覇での挑戦は始まったばかりですが、事件事故に限らずどのようなテーマを扱う場合でも責任感を持ち、人としての思いに配慮しながら、情報発信することに取り組んでいきたいと思っています。

Profile
金城 美優 Kinjo Miyuu
琉球朝日放送株式会社 報道制作部 記者
沖縄県・沖縄尚学高校出身
2014 年 社会科学部 卒

卒業後に旅行会社に就職するが、アナウンサーとして働くために退社。沖縄の宮古テレビでは、取材のアポイントから現場の仕切り、撮影、編集、放送管理までの流れを一人でこなした。2016年11月、琉球朝日放送株式会社に入社。辺野古の米軍基地からの中継でリポーターを務めるなど報道記者として活躍中。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のものです。

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