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校友メッセージ

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心理職としてキャリアを積む上で多様な学生との出会いはかけがえのない財産

高校時代から関心をもっていた犯罪心理学を研究されている藤野京子先生のゼミに入るため、文学部心理学コースに進みました。キャリア形成を考えた際、学部を卒業して心理職の仕事ができる職場は限られていると感じ、公務員試験の対策を始めたのが2年次の春です。警察や家庭裁判所も検討しましたが、心理学の知識が活かせて仕事の幅も広い法務省を進路に選びました。法務技官として東京少年鑑別所、横浜少年鑑別所、松本少年刑務所を経て、現在は東京拘置所で勤務しています。現職では、被収容者をどの刑事施設で処遇するかを他の心理職と相談しつつ決める分類部に配属されていて、これまでの知見を充分に活かせています。大学生活を思い返すと、早稲田の学生の多様性が心に残っています。心理職は人と向き合う仕事のため、多種多様な人と交流することは視野を広めてくれるだけでなく、いざという時に心強い自分の「手札」ともなります。心理職を目指す人にとって、多様な早稲田の環境そのものも将来役に立つのではないでしょうか。私にとっても大学時代の仲間との交流はかけがえのない財産となっています。

Profile
野上 智行 Nogami Tomoyuki
東京拘置所
茨城県立土浦第一高校出身
2014年 文学部 卒業

※掲載情報は2018年度内の取材当時のものです。

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