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校友メッセージ

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【先輩たちのキャリア選択】 森上 未紗さん(国際教養学部卒)

留学先で「マイノリティ」となった経験から 弁護士として国内で困難を抱える外国人の支援へ高校生の頃から、学部卒業後にロースクールに入り、法曹の道へ進むことを目標にしていました。国際教養学部に入学したのは、出身地である浜松市にブラジル人が多いことなどから、将来は外国人支援に関わる仕事をしたいと考えていたためです。学部時代のワシントン州立大学への留学では、移民支援機関での活動を通じ、移民国家でのマイノリティ支援に触れることができました。同時に、自身がマイノリティな存在となり、文化の違いや言葉のハンディキャップなど、マイノリティになることの不安感を身をもって知る機会となりました。また、ロースクール在学中には、難民支援機関でインターンシップを行い、国際機関で働くことも選択肢として考えました。しかし、まずは自分が一番力を発揮できる場所で、身近な人を支援したいという思いから、日本の弁護士として活動していくことを選びました。

現在、在留資格の取得や難民認定などの外国人特有の事案や日本人同士の家事事件を主に取り扱っています。外国人の事案の場合、当事者が、生活基盤がない本国にいつ帰されるかわからないというような、不安定な地位に置かれていることが少なくありません。そのような人を支えたいという思いから仕事をしているのですが、逆に、そのエネルギッシュさや明るさに励まされることも多く、そのような出会いを経験する度に、この仕事ができていることをとてもありがたく感じます。
早稲田には「当たり前」なことにとらわれることなく、日々挑戦する気持ちを持ち、さまざまな経験をしている人が多くいます。部活や授業での仲間、海外でお世話になった校友の方など、私も周りの人に刺激を受け、支えられたことが数多くありました。みなさんも入学したら、一つひとつの出会いを大切にしてほしいと思います。

Profile
森上 未紗 Morikami Misa
かもめ法律事務所 弁護士
静岡県立浜松北高校国際科出身
2009 年 国際教養学部 卒業

2013年、早稲田大学法務研究科修了。弁護士として就職し、自身が目指していた外国人・難民の支援により力を入れたいという思いから、2015年に現在の所属事務所へ。在学時代にソフトボール部の活動と勉学、アルバイトをこなしていた経験が、身体・精神面ともに仕事に向き合うパワーとして活かされている。

※掲載情報は2016年度内の取材当時のものです。

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