まだ注目されていない地域の魅力の“ 原石”を見つけ出す能動性が大切に
本州最南端に位置する和歌山県串本町と連携したワークショップに4年次の夏に参加しました。地方創生に関心があり、それまでもWAVOCのサークルに参加して山形県小国町で継続的に活動してきました。卒業が近づくなかで、別の地域の課題も知りたいと考えたことが参加のきっかけです。約1カ月の事前調査を経て訪れた串本町では、レンタサイクルで町を巡り、住民や観光客にヒアリングを行いながら、地元の観光資源を活用した観光プランの立案にチームで取り組みました。そこで気付いたのは、目に見える町の魅力や特色を把握するだけでなく、まだ光が当たっていない原石の魅力を能動的に探し出すことの大切さです。加えて、ビジネスとしての継続性や収益性も考えて企画を立てる難しさも痛感しました。鉄道会社に勤務する今、それらの観点も重視しながら、沿線地域活性化の取り組みに携わっていきたいと考えています。