異なる政治研究の手法を融合させることで、多面的な分析視座が身につきました
尖閣諸島のニュースをテレビや新聞で見聞きして、このような状況が発生する経緯や背景を知りたいと思うようになりました。国際関係に興味があったことに加え、特に歴史が好きだったこともあり、国際政治史などを専門とされている田中孝彦先生のゼミで冷戦史について研究しています。政治学科には田中先生のように理論や歴史的なアプローチを重視する先生方と、統計的な方法論を用いた実証系のアプローチをとる先生方がいるため、学びの切り口が一つに偏ることがありません。両者の方法論を融合させることで、国際政治を考究する上での視座が広がってきました。
大学入学から博士号取得までには9 年かかるのが一般的ですが、政治経済学部には6 年で修了できる制度があります。幸いにもその制度が適用されることになり、いち早く大学院で高度な研究をできることが今から楽しみです。また、議員事務所でのインターンシップに参加し政治の現場を見たことで、政策決定の理論についての理解が深まったことは将来のキャリアを思い描くきっかけにもなりました。いかなる問題の解決にも“ 学識を用いて理性的に貢献できる人材”となれるよう、理論と経験を蓄積していきたいと考えています。