アイデンティティについて悩んだ末に見つけた進路。互いの違いを尊重できる早稲田の土壌に惹かれて
日本人の両親のもと、チリで生まれ育ち、家では日本語、学校では英語、街ではスペイン語を話す生活を送ってきました。私のような、両親の出身国とは異なる国や文化の中で育った子どもたちは「サードカルチャーキッズ」と呼ばれ、日本人でありながら日本の文化・慣習を知らないことや自分のアイデンティティについて悩んだ時期もありました。早稲田には多様なバックグラウンドを持つ学生たちが集い、互いの違いを尊重できる土壌があるとチリで働く校友の方から聞いたことを機に、進学を決意。その言葉の通り、ありのままの自分でいられる早稲田での生活は毎日が刺激に満ちています。
サークル活動やICC での活動のほか、外務省の日露交流プログラムでモスクワを訪れるなど、いろいろなフィールドに興味関心のアンテナを張り巡らせています。「人と関わること」自体が学びの糧になるとの実感から、北京大学への留学に挑戦するなど、これまでとは異なる環境に身を置いてみたいと考えています。これから早稲田を目指すみなさんには、新たな学びや人との出会いが無数にあるからこそ、一期一会の気持ちを大切にする学生生活を送ってほしいですね。