入学後に高まった新たな学問領域への関心。人々の健康に直結する研究にも目が向くように
中学校の頃から理科が好きで、高校では特に生物に興味を持つようになり、物理化学から生命・医科学系の分野まで幅広い学びができる生命医科学科に入学しました。授業では工学系の学びにも触れ、さまざまな最先端の研究を知ったことで新たな学問領域への関心も高まりました。授業の中でとりわけ印象的だったのは「解剖・組織学実習」です。人体の構造を知るテキストを見ていると、今自分が生きていることの不思議を実感します。この授業での学びを骨組みに、生理学や生化学、薬理学などの学問で肉付けしながら人体のシステムとその働きについての理解を深めています。また、遺伝子にも以前から興味があり、遺伝子組み換え等によって有用な微生物を作ることに関心を持つなど、生命系の授業はどれも面白く、どの専門分野に絞っていくかを迷っているほどです。学園祭である理工展の運営サークルでは、パンフレット制作の編集長を務め、普段の生活や学習とは異なる多様な人たちと出会うことができました。入学当初は博士課程に進んで大学で研究職に就きたいと考えていましたが、最近は企業で人々の健康に直結したバイオテクノロジーの研究に携わることにも魅力を感じています。