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学生メッセージ

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学際的な研究で実現を目指す、声道と舌を動かして話す発話ロボット

身の回りの現象を数式で表せる物理学に興味があり、数学と物理学を全般的に学べる応用物理学科を選びました。 1年次は、微分積分、量子力学、熱力学、電磁気学といった、物理学の多様な分野を学ぶ物理学演習で、情報の収集と分析、適切な解決手法の選択などを修得。これは現在取り組んでいる研究の基礎にもつながっています。また新入生オリエンテーションで、澤田秀之先生による発話ロボットの研究を知り、自分も参加してみたいと思うようになりました。 3年次でロボティクスを学ぶなど準備を重ね、念願が叶って澤田研究室に所属。現在は子音の発音に重要な「舌」をロボットに取り付け、自然な発音になるよう空気圧で制御する実験を進めています。この研究では声道・舌を動かす工学系、声を波形として扱う物理学系、制御用の情報系などを統合して学際的に進めることが重要です。卒業論文では、舌を備えた発話ロボットの発音と人の発音との相似性を波形で比較・分析する予定で、その後は大学院へ進んでさらにその改善に着手したいと考えています。

Profile
笛木 強史 Fueki Tsuyoshi
新潟県立新潟高校出身
先進理工学部 応用物理学科 4年

※掲載情報は2020年度内の取材当時のものです。

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