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教員メッセージ

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異文化から学び、自らも発信しながらグローバル・ビジネスを牽引する人に

グローバル経営においても重要な多様性
広げることは重要性を増しています。海外進出に際しては、どのような事業を、どこの国や地域で、どんな方式で展開していくのかについて、グローバルな視点からの戦略が欠かせません。加えて、どの企業も「現地の文化や法律への適応」と「グローバルでの自社商品やサービスの標準化」という、相反する二つの圧力の間でバランスをとりながらビジネスを発展させていく難題に向き合います。私はこうしたグローバル経営戦略を専門とし、ケーススタディや企業への調査などを通して研究を進めています。なかでも最近注力しているのが、ダイバーシティに関する研究です。企業が経営戦略としてダイバーシティを重視するのは、それがイノベーションの幅の広がりや、組織としての柔軟性につながるからです。しかし単に多様な人々を集めればよいわけではなく、多様性を活かした組織マネジメントが重要であり、そうした研究結果についても授業で紹介しています。

グループプロジェクトを通して知識を実務化
ゼミではグローバル経営の知識を身につけるだけでなく、実務につながる経験を重視し、企業から実際に提示される課題に基づきプロジェクトに取り組みます。例えばある年は、スポーツ用品メーカーの中東市場参入をテーマに、各グループで戦略を練り、最終的に企業の担当者へプレゼンを行いました。その過程ではWeb や新聞から情報を集めたり、関係機関から市場データを取り寄せるなどして分析を進めますが、これは実際の企業活動でも行われるプロセスであり、実務に則したトレーニングと言えるでしょう。ここで得た情報収集力や分析力、より良い方法を自分で探る思考力は、将来、国内外のどんなフィールドでも活きるはずです。私の研究テーマに「グローバル人材育成」がありますが、グローバル人材とは、異なる文化や考え方を理解し学ぶと同時に、自らの意見を明確に伝え、互いの良い面を取り入れてものごとを進められる人だと考えます。世界各国からの学生と共に学ぶ早稲田で自分を磨き、グローバルな舞台へと活躍の場を広げることを期待しています。

Profile
エドマン・ジェスパー EDMAN, Jesper
商学部 准教授

※掲載情報は2019年度内の取材当時のものです。

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