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【先輩たちのキャリア選択】 菅原 雄一さん(政治経済学部卒)

国連 情報分析官としての活動は 学生時代の経験があったからこそ国際政治や国際関係に興味を抱いて大学に入学し、自分に合うサークルや団体を探していた時に出合ったのが、「ICC(異文化交流センター)」と「早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)」です。ハワイやベトナムでのボランティア活動に加え、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とコラボして、タンザニアの難民キャンプでレクリエーション活動を提供するプロジェクトにも参加しました。また、全学オープン科目では東ティモールへのスタディツアーに参加し、紛争後国家の現場で勤務する国連職員に直接インタビューするという経験も得ました。

卒業後はイギリスの大学院に進学し、紛争解決学を専攻。修了後に外務省での勤務を経て、在スーダン日本大使館で専門調査員として活動。その後、国連の情報分析官として、南スーダン共和国で政治や治安情勢などの分析結果を国連本部に伝える仕事に就いたのも、学生時代の多様な活動経験が下地としてあったからこそです。自分の提供する情勢報告が翌日には国連の公式ニュースサイトで世界中に発信され、一つ言葉を間違えれば外交問題にもなりかねないという緊張の日々でしたが、「世界史の最前線に立っている」という感覚はとても刺激的でした。しかし、国連の政治分析の分野でキャリアを積んでいくためには、より具体的で正確なデータに基づく政策提言が必要です。一旦仕事を離れて、早稲田の大学院政治学研究科で統計や数理分析などの専門性を高めた後、引き続き紛争地域における政治分析の分野で国際的に貢献していければと考えています。

Profile
菅原 雄一 Sugawara Yuichi
宮城県・古川学園高校出身
2010 年 政治経済学部 政治学科 卒業
外務省、国際連合南スーダンミッション(UNMISS)勤務を経て
2017年4月早稲田大学大学院政治学研究科に進学

※掲載情報は2016年度内の取材当時のものです。

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