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校友メッセージ

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解決すべきさまざまな課題があることを実感。専門分野を活かし社会に貢献していきたい

先進理工学部・応用化学科の説明会で「化学を通して環境問題を解決する」という話を聞き、以前から興味を持っていた環境分野と化学を両立させる学びに魅力を感じ、この学科を選択しました。地域連携ワークショップのことを目にしたのは、化学に加えてさらに視野を広げたいと感じていた3年次のときで、長野県木島平村で地域の課題を解決することがテーマのワークショップに参加。学生15人で5人一組のチームを作り、4日間地域の人たちにヒアリングを行いました。その結果、地域が有する課題の一つに、若者の流出による子どもの減少で、地域の活気が失われつつあることが分かりました。その対策の一つとして、私たちは地域の良さを子どもたちに伝えながら、地域の方との交流を通じて賑わいを創出できる「子どもカフェ」を設けることを提案しました。普段は研究室で実験をすることが多かったので、村で暮らす人々と直接ふれあい、課題を探すフィールドワークはとても印象的でした。そこで築いた人間関係は今でも継続しており、定期的に村を訪れ交流を深めています。
ワークショップを通じて社会にはいろいろな課題が存在することを改めて感じました。この経験から、自分が学んできた専門分野を活かしつつ、広い視野でさまざまな社会課題の解決に貢献できる仕事がしたいと考え、現在はシンクタンクで官公庁、自治体を対象とする、廃棄物やリサイクル関連の業務に携わっています。ワークショップで養った現場意識を活かし、今後も社会に貢献していきたいと思います。

Profile
園原 惇史 Sonohara Atsushi
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
東京都・早稲田大学高等学院出身
2016年 先進理工学部 応用化学科 卒業
2018年 先進理工学研究科 応用化学専攻 修了

※掲載情報は2019年度内の取材当時のものです。

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