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【先輩たちのキャリア選択】 西原 賢人さん(商学部卒)

些細なきっかけから参加した活動が自分の人生を決定づけるものになった 一歩踏み出してみる学生生活を送ろう「大学生になったし、何か新しいことを始めてみよう」。都会育ちで農業についての知識や経験もなかった私が長野県木島平村でのワークショップに参加したのは、そんな些細な思いがきっかけです。人口約50 人の馬曲(まぐせ)地区という集落に1 週間ほど滞在し、付近の温泉との連携や棚田の復活といった活性化のアイデアをまとめました。4 年次にはより深く継続的に木島平村との関係を構築するために、“ 遊びながら学ぶ”をコンセプトとした学生サークル「わせだいら」の立ち上げを提案。現在、大学と村双方の公認サークルとして農作業や雪おろしのお手伝い、学生による中学生向け勉強会などの交流が続いています。

木島平村での経験から農業を核とした地域の活性化に取り組みたいと思い、JA 全中への入会を決めました。JAグループでは農業者の所得増大、農業生産の拡大、地域の活性化を理念として掲げています。「みんなのよい食プロジェクト」の展開などにより、農業の魅力を発信してグループ理念の実現を目指す広報部の業務は、木島平村での活動に通ずるものがあります。業務を通じて、生産者と消費者の架け橋となり、持続可能な農業と豊かで暮らしやすい地域社会を実現したいですね。

この先、どんな部署で仕事をするにあたっても「日本の農業・農村に理解のある人を増やしたい」という思いが根幹にあり続けるでしょう。そして、この思いは「わせだいら」を立ち上げたときから全く色褪せていません。早稲田には自分の将来や人生を決定づけるかもしれないチャンスや可能性があちこちにあります。ほんの小さな興味や関心であっても、まずは一歩踏み出してみる学生生活を送ってください。

Profile
西原 賢人 Nishihara Kento
全国農業協同組合中央会(JA 全中) 広報部 広報課
神奈川県立横浜平沼高校出身
2014 年 商学部 卒業

4年間続けて木島平村でのワークショップに参加。JA全中に入会後、JA全国監査機構での監査事務や国際企画部での日EU・EPA交渉、国際協力などの業務に従事し、2018年より現職。所属していた能楽サークル「金春会(こんぱるかい)」での経験を活かし、ASEAN副総長の前で仕舞を披露した経験もある。

※掲載情報は2017年度内の取材当時のものです。

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