大学院では研究を通じて社会人スキルも身につきました
学問そのものよりも、それらがどう社会に使われているのかという実学に興味があり、この点を重視している早稲田の創造理工学部を選びました。中でも総合機械工学科を選んだのは、近い将来自動化やロボット化がより進展し、社会的ニーズも増えるだろうと考えたからです。3年次の研究室配属からさまざまなことに取り組むうちに、さらに研究の本質に迫りたいと大学院への進学を決意。企業と共同で立ち上げた新しいプロジェクトに4年次から参加し、大学院でも引き続きこのプロジェクトの研究を続けています。企業との共同研究では、現場で使えるものを作らなければなりません。研究する面白さだけではなく、相手の希望を聞きながら修正し求めているものに近づけていくという難しさがありますが、社会に密接に結びついた問題にアプローチできていることにやりがいを感じています。
大学院では研究内容自体は学部と同じでしたが、より主体性が求められ、技術的な面以外にもプレゼンテーションや外部との折衝など、社会人としてのスキルが身についたところは大きな違いです。企業との共同研究を経験し、企業が抱える悩みや問題点を知識で解決することに魅力を感じました。今後は今まで培った技術を使って解決策を提案するコンサルタントとして、企業のサポーターになれたらと思っています。