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学生メッセージ

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文学研究という営みの中にいる喜びを感じます

入学当初は大学院への進学は意識していませんでしたが、演習でのレポート作成や論文執筆をする中で、自分が興味を持つものに対してさらにできることがあるのではないかと考えるようになりました。そこで大学院で国文学を研究する道を選択し、現在は探偵小説をジェンダーの視点から捉え、日本で最初の女性探偵小説作家について研究しています。探偵小説とジェンダーというテーマで研究を始めたのは、まだ誰も研究していない分野である上に、社会にとっていずれ誰かが考えなければならないものだと感じたからです。文学研究という営みは過去の研究者たちから脈々と受け継がれてきたものであり、これから続いていくものだと思っています。今自分が書いている一文一文がその営みの中に入るのだと思うと、とても意義あることをしているとやりがいを感じる日々です。早稲田にはさまざまなスペシャリティを持つ人がいるので、幅広い知識に触れたりインスピレーションを受けたりすることができます。本で得る知識だけでなく、たまたま知った雑学や友人の趣味の話などがきっかけで研究が広がることもありますから、とても良い環境で学べていると実感しています。今後は博士課程への進学も視野に入れ、将来は国文学研究者としてアカデミアの方面で研究を続けていきたいです。

Profile
北﨑 花那子 Kitazaki Kanako
福岡県立修猷館高校出身
2022年 教育学部国語国文学科卒業 
教育学研究科 国語教育専攻 修士課程 1年

※掲載情報は2022年度内の取材当時のものです。

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