高校時代から興味のあった日本近代史を、島善髙先生のもとで学びたいと思い社会科学部に入学しました。学部生時代は東アジア近代史にも興味を持ち始め、日中関係史などを学び、琉球史や台湾史も全学オープン科目で履修しました。さらに、歴史文化研究会に所属していたことで、歴史を学ぶ楽しさをより一層実感しました。

沖縄が好きだったこともあり、現在は島先生のゼミで、明治5 年の琉球藩設置に始まり、近代日本国家に組み込まれていく一連の政治過程である「琉球処分」について研究しています。私は当時の琉球の人たちがどのような対応を行っていたのかに着目しています。沖縄で調査することもありますが、研究する上では膨大な史料を読み込んでいかなければなりません。当時の関連する史料は少ないのですが、早稲田の図書館は沖縄関係の蔵書が豊富な上、契約しているデータベースも充実しているので研究意欲が高まります。また、私の周りは留学生が半数を占めており、東アジア全体を視野に入れるようになりました。現在は、TA を続けながら博物館を訪れたり、勉強会に参加して多くの研究者と交流を図るなど、積極的に活動を続けています。

• 学生の活躍
• 社会科学研究科
• 社会科学部