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学生メッセージ

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一人だけでは絶対に良い研究はできない。研究者として成長させてくれた出会いに感謝

高校までサッカーをしており、自分自身の怪我の経験からスポーツ医学に興味を持ち、スポーツ科学部に入りました。鳥居俊先生のゼミで学んでいくうちにアスリートだけではなく、一般の方々の怪我の予防、健康的に運動ができるサポートについて研究したいと考えるようになりました。学部生時代のゼミでは、発育期に起こる脚の障害について研究しましたが、それをさらに深めたいと思い、大学院に進学しました。
修士課程では、あまり研究が進んでいない、「踵の下にあるクッション組織の特徴を明らかにする」というテーマに取り組みました。周りの協力を得ながら、約1 , 000 人の踵を調査し、体格が組織に影響を及ぼしていることを明らかにしました。また、踵に痛みを抱える人の原因を探るため、シューズメーカーの方と意見を交わしたこともあり、今後のシューズ開発の一助になればと考えています。研究の過程では「一人で考えていては絶対に良い研究はできない」ことを学びました。大学院は、世界中から志の高い仲間や優秀な先生方が集まり、レベルの高い知見やヒントを得られる環境です。これは研究者としての自分を大きく飛躍させてくれる貴重な経験であり、出会った多くの方々に心から感謝しています。

Profile
阿部 平 Abe Taira
岩手県立一関第一高校出身
スポーツ科学部 スポーツ医科学コース 卒業
スポーツ科学研究科 スポーツ医科学研究領域 修士課程 2年

※掲載情報は2016年度内の取材当時のものです。

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