キャリアセンター主催の説明会で省庁の担当者に思いが通じてともに働きたいと試験に挑む
大学の授業で子どもの教育について学ぶなかで、国家公務員なら政策などの具体的な手段でアプローチできると思うようになりました。入省を強く意識したのは、キャリアセンター主催の全省庁の説明会がきっかけです。文部科学省の担当者に子どもの自己肯定感を高めたいと率直にお話ししたところ意気投合し、この方々と働きたいと心に決め、国家公務員採用総合職試験に挑みました。
今の社会は貧困や環境などの問題が複雑化し、一つの分野だけでは物事が解決しにくくなっていると感じています。早稲田の授業は、幅広い分野でさまざまな社会課題について立場の違う学生とディスカッションすることも多く、自分ならどうするかを常に考える姿勢が身につきました。採用試験においては、一次試験から二次試験の間の数週間が最もつらく、民間就活の内定者が次々と決まる中でモチベーションを維持するのは難しかったですが、同じ志を持つ仲間とのつながりを支えに乗り切ることができました。入省後は大学で培った経験を活かして、国民一人一人が自分の長所を見いだし、希望を持って生きられる環境づくりに取り組んでいきたいと思います。