自分の興味がある分野をより深く、広範囲に学ぶことができる恵まれた環境
もともと興味の対象が広く、大学では文理融合の学部に進みたいと考えていたため、早稲田の人間科学部を選びました。環境問題への関心を深めるきっかけとなったのは、2年次に受けた太田俊二先生の「地球生態系科学」です。地球環境の問題を科学的に考察するための基礎を学ぶ授業で、地理学など高校での得意科目を発展させた内容でもあったことから非常に興味深く感じられました。今は平塚基志先生の森林環境科学ゼミに所属しています。ゼミでの自然環境と人間活動の関わりについての研究を通し、自然調査の楽しさを知ることができたのは、人間科学部がある所沢キャンパスの恵まれた環境のおかげでもあります。自然豊かな狭山丘陵の一角に位置するキャンパス内にはB地区と呼ばれる湿地と雑木林の一帯があり、その環境保全活動が大学の自然環境調査室協力のもと、学生主体で行われています。平塚先生のご紹介で調査室のことを知った私は、B地区を卒業研究のフィールドにしたいと思い、すぐさま学生アルバイトを志望。研究員の調査補助や、環境保全の一助となる水田作りなどの活動に参加しています。まだ漠然とはしていますが、今後は大学院に進学し、自然調査を続けながら一歩ずつ課題解決思考を養っていきたいです。