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教員メッセージ

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芸術や文化を人文学の手法で学び、他者の言葉や表現への理解を深める

芸術作品の研究を通じて世界と人間について考察
担当するゼミでは人文学を通じて世界と人間について考えることをテーマに、アートや文学、映画など、国内外の芸術作品の研究を行っています。その道のりは時間を要し、例えば対象の文学作品に出てくる一つの言葉について、同じ作家のほかの作品での使われ方を調べたり、作家が影響を受けた文学や美術にも目を向けたりしながら考察を深めます。この経験は、日々のコミュニケーションにおいて相手の言葉や表現をより深く理解する助けとなるはずです。異なる文化や伝統、人々の多様な感情を反映する芸術作品の研究を通し、他者と差異を認め合い共生する道筋を探ってほしいと思います。

選んだ分野の先に、想像を超えて世界は広がる
複合文化学科は、外国語の習得を通じてその背景にある文化や歴史、社会について自由に幅広く学べる点が特色です。外国語を学ぶことは、未知の思考体系を経験することでもあり、母語では解決できずにいた問題について、別の言語を通じて予想もしない側面が見えてくることもあるでしょう。また、専攻分野の異なる学生が混在する環境の中で、自らの内にある新たな関心が引き出されるのも教育学部の魅力です。専門を究めると同時に、その周りに大きくひらける世界を意識しながら学びや行動の範囲を広げることで、これからの人生を豊かにする実り多い大学生活をぜひ実現してください。

Profile
鴻野 わか菜 Kono Wakana
教育学部 複合文化学科 教授

東京外国語大学卒業、東京大学大学院人文社会系研究科修了、国立ロシア人文大学大学院修了。博士(文学)。千葉大学文学部准教授、早稲田大学教育学部准教授を経て2019年より現職。専門はロシア文学・美術・文化研究。

※掲載情報は2020年度内の取材当時のものです。

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