地域活性化プログラムでの経験が転機に、ディベロッパーとして魅力あるまちづくりを志す
大学3年次に株式会社ANA総合研究所のワークショップに参加。山口宇部空港を活用した地域活性化というテーマのもと、数名ずつでチームを組み課題に取り組みました。市長をはじめ、市役所、商店街や地域の方々を取材するなかで、若者離れにともなう街の高齢化や増え続けるシャッター商店街など、次々に課題がみえてきました。何とか地域の力になりたいとの思いで、チーム一丸となって知恵を絞り、最終的には市内にある広大な公園を有効活用した提案を発表。いくつかのアイデアで高評価をいただくことができ、達成感を感じたことを覚えています。早稲田ではこのワークショップをはじめとしたプログラムやサークルに参加することで、さまざまな考えを持つ人たちとの出会いがあります。それぞれが異なる意見を持ち、食い違いや尊敬を重ねながら、お互いを認め合い、自分自身も確実に成長している実感を得たことは、何よりも私の貴重な財産だと思います。
ワークショップでの経験をきっかけに、まちづくりに関わる仕事に興味を持ち、卒業後は総合ディベロッパーに入社しました。現在は、商業施設の運営管理を担当しています。テナントへの営業支援や従業員の接客研修など、多くの人とコミュニケーションをとりながら、より良い施設づくりに奔走している今、やはり、ワークショップの経験が活かされていると実感します。今後は商業施設の企画・開発にも携わり、訪れる人が幸せになるまちづくりに貢献していきたいです。