スポーツが好きという気持ちを仕事に自分の「好き」があれば大きな強みとなる
高校時代は陸上部に所属していました。野球をしていた弟の応援にも熱を入れていたので、スポーツに囲まれて育ってきたように思います。大学でもスポーツに関連することを学びたいと思い、スポーツ科学部に進学しました。ある日、弟が練習中に大きなけがを負ってしまい、それ以来、スポーツ障害が身近な問題となり、2年次は「スポーツ医科学コース」に進みました。スポーツ障害を卒業研究のテーマにしたのは、弟の役に立ちたいという気持ちがあったからだと思います。自分の限界に何度も挑戦し続けるスポーツ選手に出会うたびに心から励まし応援したくなります。スポーツ用品メーカーであればそんな選手のサポートもできて、早稲田で学んだ知識を仕事に活かすことができると考え、アシックスに入社しました。現在は、東京2020オリンピック・パラリンピック公式グッズの商品企画をしており、一人でも多くの人に喜んでもらえる物を届けられるよう心がけています。スポーツ好きの私にとって「好き」という気持ちは在学中から少しもぶれることなく、仕事につなげることができました。自分の「好き」があればそれはやがて強みになります。高校生のみなさんには、自分の「好き」を大切に追求していってほしいと思います。