ニーズを理解した上でのボランティア活動を通して、 アフリカの子どもたちに教育の機会を提供
アフリカ・タンザニアのとある学校にボランティア活動の一環で訪れた際、支援物資は送られてくるものの、日々の授業に必要なペンや紙が不足していることを知りました。さらに、教材も壁に貼った1 枚のポスターのみという現状を目の当たりにしたことから、帰国後すぐに「ASANTE PROJECT 」という学生団体を立ち上げました。企業やクラウドファンディングから協賛金を募り、それを元手に学校の外壁整備や鉛筆、チョークといった物資の調達、オリジナルのテキスト提供などの活動を展開。テキストを手にして目を輝かせる生徒たちの姿を見られたこと、先生方の指導意欲の高まりを感じられたことは大きなモチベーションになっています。
学部では国際協力に関する科目を中心に履修し、教室で学んだ知識を現地で実践するという循環を意識しました。特定の分野からのアプローチではなく、多角的な視座を持って課題解決にあたる姿勢は、学際性を重んじる社会科学部だからこそ身につけられたものだと思います。アフリカはいろいろな可能性を秘めている地域です。将来は、その魅力や実情をもっと日本の人たちに知ってもらうことで、アフリカの発展を後押しできる仕事に就きたいと考えています。