水泳の競技力向上の理由を解明するためバイオメカニクスの分野を選択
幼少期から水泳を続けています。理系のクラスにいた高校時代、力学を使って泳力を向上させることはできないかと考えながら練習してタイムが伸び、県大会で優勝することができました。周りの選手より体が小さかったのになぜ優勝できる力が身についたのか、それを解明したくて大学ではバイオメカニクスを学ぼうと、スポーツ科学の分野でトップレベルの研究ができる早稲田に入学しました。授業ではスポーツを物理学から学ぶ「基礎バイオメカニクス」や、人の運動メカニズムを理解する「動作情報解析」を興味深く履修しました。現在は矢内利政先生のバイオメカニクス研究室に所属して、流体力学の面からより速く泳ぐための技術を追究しています。また、大学生になってからはサークル活動としてフィンスイミングを始めています。昨年はチームとして日本選手権で初優勝、世界学生選手権にも出場することができました。日本ではまだマイナースポーツですが、新たに始めたフィンスイミングにやりがいを見つけたことは大きな喜びです。授業や研究で知識・技術を学ぶことはもちろん、周りの個性豊かな学生からも情報を得られ、自分の視野が広がっていくのを感じられるのは、早稲田の恵まれた環境ならではだと思います。