中・高生のときに生徒会長を務めたことで、さまざまな環境の生徒がいることを知った私は、当たり前のように毎日学校に通えるのは恵まれた環境なのだと気づき、人生に大きな影響を与える教育について専門的に学びたいと考えるようになりました。教員として教えるのではなく、日本の学校教育の発展に貢献できるような人材になりたいと思い、それが叶えられるのが早稲田の教育学部でした。ここでは、教員養成のみを目的とせず「教育学」についての学びを深められます。また文系から理系まで、他専修の科目を受講できるため、視野も広がり、視点を変えて学べるのも魅力です。そして何をするにも慎重だった私を行動的に変えてくれたのは、「たくましい知性を鍛える」（通称「大隈塾」）です。大隈塾は全学部・全学年から毎年100名前後の学生が集まる科目です。ゲストを迎え、講義やワークショップ、ディスカッションを行うのですが、全てをSA（スチューデント・アシスタント）4人が中心となって運営しています。SAの経験は、慎重すぎる自分を見直すきっかけとなり、周囲からも社交的になったと言われるようになりました。一生付き合える仲間にも出会い、早稲田で過ごす時間は私にとって、かけがえのないものになっています。

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