さまざまな考え方に触れ道は一つではないと知った
Profile
- 武井 ひなTakei Hina
- 愛知県立旭丘高校出身
法学部 3年
中学生の頃に貧困や虐待のニュースを見て、自分にも何かできないかと考えるようになり、法律を武器にして人を助ける弁護士という仕事に興味を持ちました。早稲田を選んだのは、法曹コースという法曹志望者を支援するカリキュラムがあったからです。
1年次に履修した「法曹の仕事を知る」という授業では、町の弁護士や企業法務の弁護士などさまざまな現場で働く人たちの話を聞き、働き方にもいろいろあることを知りました。またオープン科目で専門以外の授業を積極的に受けることで、社会における多様な考えも垣間見ることができました。法学は六法を暗記する学問ではなく、実際の事件を解決するために、法律をどのように解釈するのが適切か学ぶ学問で、正解は一つではありません。自分と違う価値観に出会って物事を多角的に捉えられるようになったことで、他人がどう考えているのか想像する力や問題を解決する力が身についたように思います。
現在における社会問題を根本からすべて解決するには膨大な時間が必要ですが、まずできるのは身近な事件の解決であり、それを積み重ね呼びかけていくことで、世の中に影響を与えられるのではないかと考えるようになりました。入学前に漠然と抱いていた思いが、知識を得ていく中で具体化されたと感じています。
タイムスケジュール
[ 3年次 ]
- 8:00
起床・準備
- 9:00
登校・自習
- 10:40
『応用会社法Ⅰ』
- 13:00
アルバイト
- 16:30
『民法Ⅵ(家族法)Ⅰ』
- 18:15
ゼミの話し合い
- 20:00
友人と夕食
- 21:30
帰宅
- 22:00
授業の予習、課題
- 23:30
自由時間
- 25:00
就寝
- 『応用会社法Ⅰ』
法律事務所で事務のアルバイト。実務を間近で見ることができる貴重な時間です。先生方から事件の話を聞くこともあります。
- 『民法Ⅵ(家族法)Ⅰ』
入学前から学びたいと思っていた授業です。問題が生じやすい家族については法律でも多くの条文があり、家族法の重要性を改めて実感しました。
- ゼミの話し合い
班で一つの答案を作り発表します。質疑応答の際どんな質問にも答えられるよう念入りに話し合い、事前準備を行います。
※掲載情報は2022年度内の取材当時のものです。
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