座学だけでは得られないオリジナルの経験が財産に

岡山県津山市と連携したワークショップに、4年次の冬に参加しました。今後地方赴任も想定されたため、地域の課題について現場の声を聞きながら改善策を検討する経験を学生のうちにしておきたいと思ったからです。移住希望者などに向けた「津山暮らし体験メニュー」を作成するテーマにチームで取り組み、現地調査では津山市内を巡り、住民が集まる居場所づくり、レストラン経営、伝統文化の継承など多方向から地域と関わる住民の方々のお話を聞きました。実感したのは、そこに暮らす「人」から地域の魅力が生まれることであり、その存在が人を呼び込む力にもなるということです。現在、消防庁で担当する地域防災の業務や、今後関わる地方行政の分野でも、この経験を活かしていければと考えています。座学では得られないオリジナルの経験ができるワークショップだからこそ、学びがより深く自分の中に残るのだと思います。