答えのない問題に知恵を絞る苦しさと楽しさの両方を体感
電通と連携したプロフェッショナルズ・ワークショップに参加したのは、1年間のフランス留学から帰国した3年次の夏です。東北を日本有数の観光地にするアイデアを考えるというテーマにチームで取り組みました。単に独創的なアイデアを提案すれば良いわけではなく、ビジネスとしての収益性や、協賛企業を募る上でのセールスポイントも考慮する必要があり、大学の学びとはまた違うプロフェッショナルの仕事の世界を垣間見た実感がありました。決まった答えのない問題に向き合い知恵を絞ることは、苦しさもある一方で、私はその時間が意外と好きだと気づけたことも発見でした。テレビ局で報道記者として働く今も、正解のない問題に直面して選択を迫られることは往々にしてあります。そうした場面でも、考えること自体を楽しみながら前向きに取り組めるのは、ワークショップでの経験が自信になっているからだと思います。