理論を学び、現実の問題を考える 経済・産業コース 横山ゼミ

経済の理論を学んで、現実の経済の動きを直視し、理論的に考察すること。そしてそれらを応用して、問題を解決する方法を探り出していくのが、主な研究内容です。経済学を現実の問題にあてはめたときにどうなるか、学生に考えさせながら、問題解決の手法、経済政策のあり方を考えていきます。
研究室DATA
横山 将義 教授
横山ゼミ(商学部 経済・産業コース)
所在地:早稲田キャンパス11号館 商学部
Work
発表方式の授業
ゼミの進め方は、学生がテキストを読んで勉強してきたことを、先生役になって皆に説明する方式。教室を訪問すると、ちょうど今日の先生役、阪上 賢太さんが図を描きながら説明しているところでした。
テキストは10センチ近くあろうかという分厚い専門書。図や数式を駆使して説明していく阪上さんに、先生が時々質問をはさみます。「公共財の特徴は?」「フリーライダー(ただ乗り)が発生すること・・・」「たとえば、フリーライダーには、どのようなものがある?」すると聞いていた学生の中から「花火!」という声。「夏も間近だし、身近な問題だよね。」
「なぜそうなるのか?」「具体的にはどんな例があるか?」などの問いかけで、単なる理論の理解ではなく、現実の問題に即して考えることを促す先生。そして発表者だけでなく全員で答えを探していく学生たち。課題に真剣に取り組みながらも、自由に発現できる雰囲気のある、賑やかな授業風景でした。

今日の先生役、阪上 賢太さん
自主性と行動力
ゼミ生に「このゼミの特徴は?」と聞くと、「それなら、この機会にちゃんとまとめておこう!」と前に出てくれたのは、3年生の波田 洋さん。さっそく皆の意見を聞きながら、白板に書き出してくれました。
・メリハリがある(やるときはやる!)
・自主性と行動力がある
・明るい、楽しい(発言しやすい雰囲気)
・3年生、4年生の仲がいい
・個性がある
あちこちのゼミを訪問していますが、学生がここまでテキパキまとめてくれたところは初めて。この行動力で、ゼミ生が企画提案して先生を巻き込み、企業を訪問することもあるのだそうです。
「学生のノリがいいから、やろうって言ったらすぐグループができて、行動に移せます!」と波田さん。「自主性と行動力」という1行は間違いなく本物です。

3年・波田 洋さん
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