1年生から入れる“プロゼミ”ってなに!?少人数で発音をマスター「口語英語演習」
名称どおり、英語を「話す」ことを主眼においたゼミ。ペアー、グループでの英語によるやり取りを行う「Interaction」と、母音、子音など個々の音、リズムやイントネーションまでをカバーする「発音指導」、教科書を音声的に分析し、音読の練習をする「音読練習」などで構成される。
研究室DATA
山田 茂 教授
口語英語演習(商学部 総合教育科目演習)
所在地:早稲田キャンパス11号館
Work
「デパ地下」って英語でなんて言う?
「大学って1、2年のうちは『パンキョー(一般教養科目)』しか勉強できないんでしょ?」・・・そう思っている受験生のみなさんも多いのでは。ところが早稲田はそれだけじゃない! 「商学部には1年から入れるゼミ、『総合教育科目演習(通称「プロゼミ」)』があるんです。希望者だけが参加するのでみんなやる気があるし、少人数なので和気あいあいとやっていていい雰囲気ですよ」と、山田先生。
先生は真面目で熱心な指導をしてくれるだけでなく、プライベートのことなども気さくに話してくれ、「あったかい先生」と慕われている様子です。取材当日は後期の授業初日だったために、夏休みの報告を英語で行うなど和やかムード。隣同士自由に会話する学生の間を先生が歩き回り、表現や発音についてきめ細かくアドバイスしてくれます。
ちなみに「デパ地下」は“the food section at a department store”ぐらいでいいのでは、というのが先生の回答でした!
発音記号もしっかりおさらい
受験英語で欠けていた部分をカバーして上達!
「演習(ゼミ)」なので通常の語学の授業とは異なり、講義をただ聴くだけでなく勉強方法は主体的。「教科書の会話文から、発音の注意点をまとめる」といった課題をこなしつつ、年間に1人1回のプレゼンテーションが課せられます。プレゼンのテーマは、自分の興味の赴くまま!「洋楽をテーマにする人とか・・・僕は英語圏のチャットで使われる略語(たとえば“lol”は“Laughing Out Loud”=大声で笑うという意味・・・など)を留学生に聞き取り調査しました」。こう語るのは、ゼミの幹事長富永 大地さん(1年)。寮生活で留学生と交流する中で自分の発音の弱さを痛感したものの、このゼミのおかげで「だいぶマシになったと実感してます!」とのこと。英語を共通語とする環境と、ゼミでの勉強との相乗効果が期待できるのも、大学のいいところですね。
「発音」と一口に言っても、一音一音の発音だけでなく、文章の中での意味とリンクした強勢やイントネーションについても詳しく学ぶのだそうです。「たとえば“black board”(黒い板)と“blackboard”(黒板)とでは発音が違います。(前者は“board”に強勢、後者は“black”に強勢)」(山田先生)。
ビジネスの世界でも「できて当たり前」になりつつある英会話。国際舞台で堂々と発信できる英語力、身につけてみませんか。
1年・富永 大地さん(幹事長)
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