将来ビジネス界で活躍したい人、歓迎!理論だけでなく「理屈」がわかるようになる分野
企業はどんなプロセスで新製品を開発するのか、広告展開で何を目的としているのか、消費者の行動にはどんな特性があるのか、商品の価格はどのように決定されているのか、企業のブランドはどのように管理されるのか。このような、マーケティングに関するさまざまな課題を扱っている。
研究室DATA
恩藏 直人 教授
恩藏ゼミナール(商学部 商業・貿易・金融コース 現代マーケティング研究)
所在地:早稲田キャンパス11号館
Work
自分たちで課題を設定し、自由に研究する
今年の恩藏ゼミのゼミ生は、女子11人、男子9人の計20人。4~5人の班に分かれて研究発表を行います。「私のゼミでは、学生が課題を探り、学生がスケジュールを決め、学生が研究成果をまとめていきます。マーケティングをしっかり学びたいという、意識の高い学生が集まっているのが私のゼミの最大の特徴だと思います」(恩藏先生)。
課題は、自分たちが興味を持っていることなどを手掛かりに、班のメンバーで話し合って決定します。文献を調べ、身近な事例を集め、仮説を組み立て実証していく。そして成果をまとめて発表資料を作って発表です。発表がひととおり終わったら、質疑応答。「この部分の意味がわからなかった」「これについても関連があるんじゃないですか?」と、鋭い質問がビシビシ出ます。内容についてだけでなく、「専門用語に説明を加えた方がいいのでは?」「グラフなどを使って、視覚的にわかった方がいい」など、発表スタイルへの提案も。この発表を年間を通じてやっていくと、どんどん力がつくだろうことがうかがえます。
発表者は先生からの鋭い質問にも答えねばならない!
企業から求められる学生が続々誕生するゼミ!
恩藏ゼミは、「電通論文」、「ロレアル・マーケティングアワード」など、企業が主催するイベント(コンペ)にも定期的に出場しています。たとえば、日産自動車と早稲田大学が実施する「日産・早稲田プロフェッショナルズ・ワークショップ」では、「ブランド力向上」「店頭対応改善」をテーマに研究発表。学生が企業の人にプレゼンを行うというだけで大緊張ですが、カルロス・ゴーンにプレゼンした年もあって、そのプレッシャーたるや相当なもの。(大企業の有名社長に直接プレゼンする機会なんて、その会社の社員ですらなかなかありません。)「この重圧に耐え、研究成果をまとめて発表をやり遂げたゼミ生たちは、目に見えて成長します。」(恩藏先生)
実際、恩藏ゼミの卒業生は企業から引く手あまたで、高い就職率を誇っています。
なんだかすごいゼミ、大変そう・・・という印象を受けた人もいるかもしれませんが、ゼミ生たちはバイトやサークル活動ともうまく両立させて、楽しく頑張っています。「やる気があれば大丈夫です!」と副幹事長の落合さんは明るく言い切ってくれました。
発表は、パソコンで資料を作成し、班で分担して行う