
前提と事実認定を積み重ねて結論を導く論理的思考を養えた
Profile
- 中島 馨Nakajima Kei
- 愛媛県・愛光高校出身
法学部 3年
早稲田大学には以前から憧れがあり、オープンキャンパスでの熱意ある学生の姿や、多様性に魅力を感じていました。
また、厳格な事実認定をもとに判例を積み重ねる法学の論理的な思考は、どんな分野に進んでも幅広く役立つのではないかと考え、法学部に進学しました。
1年次に履修した「刑法Ⅰ(刑法総論)」がきっかけで刑法に興味を持ち、好きだった歴史と刑法を組み合わせた研究がしたいとの思いで、2年次秋学期からは日本法史のゼミに所属。ゼミでは、江戸幕府が編纂した判例集をもとに、江戸時代の刑事裁判について研究しています。当時は想像以上に厳密な事実認定が行われており、目撃者証言が重視されていたことから、近代法の精神とのつながりを感じました。3年次では、佐渡奉行所の判例を中心に学び、夏休みには「とびだせ!都の西北~法学会助成プログラム~」※を利用して、ゼミの仲間と佐渡島へ調査に行きました。
現地で遺跡を見学したり、保存された古文書を見せていただいたりと、貴重な経験ができたと思っています。
こうした興味のあることに打ち込めるのも、早稲田の魅力の一つだと感じています。
- * 「とびだせ!都の西北~法学会助成プログラム~」 講義や研究で得た知識をもとに学外で調査を行う法学部生・大学院生を支援する制度。調査の交通費、宿泊費を法学会が負担するプログラムです。
タイムスケジュール
[ 3年次 ]
- 6:30
起床・朝食
- 7:30
登校
- 8:50
1時限
- 10:40
2時限
- 12:20
昼食
- 13:10
3時限
- 15:05
4時限『債権各論』
- 17:00
移動
- 18:00
アルバイト
- 21:30
帰宅
- 23:30
予習
- 0:00
就寝
- 1時限『賠償医学・法医学』
事故や事件による損害賠償を医学と法律の両方の視点から考え、賠償額が決まるポイントなども学びます。現役の産業医の先生に実例も交えて教えてもらえるのは貴重。
- 2時限『土地法』
土地・不動産の法制度は民法や特別法、都市計画法、建築基準法などさまざまな法律に分散しています。それらを集約して学ぶことで基本的な知識が整理できました。
- 3時限『日本史』
歴史が好きなので履修。法学部の授業らしく憲法を軸に近代史を考える内容で、時代や社会情勢で憲法の解釈が変わり、なぜ戦争への道を歩んだかなどが学べます。
※掲載情報は2024年度内の取材当時のものです。
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