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    「早稲田」と「小高」の地で広がった将来

    「生まれは東京ですが、高校生までは山梨で過ごしました。元々は医者を目指そうと思っていましたが、医療の現場のことを知るうちに、医者以外の形で医療に関わっていきたいと思うようになりました。早稲田大学先進理工学部では医療工学が学べることを知り、進学を決めました。」

    「大学入学は、ちょうど新型コロナウイルス感染症が流行し始めた時期で、キャンパスも立ち入りが制限されていました。その年の夏に、大学の授業の中で地域留学に関する授業があったのですが、その中でご縁があり、 福島県南相馬市小高区を訪れました。結果的に、小高がその後の大学生活に大きな影響を与え続ける場所になったんです。」

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    震災で大きな被害を受けた、福島県南相馬市小高区は、現在人口1万人弱の街。

    そのうち約4分の1が移住者の方々で構成されているそうだ。

    「一度困難を経験した地域だからこそ、再び何かを生み出そうという活気に満ちていることを知りました。早稲田大学にゆかりがある方も何人か暮らしていたこともあって、ここで挑戦してみたいと思うようになりました。」

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    そんな経緯で小高にある『小高ワーカーズベース』という、コワーキングスペースにやってきたA.Gさん。

    「ここで毎日、自分が本当にやりたいことは何なのか、何に悩んでいるのか、じっくりと考える時間を持つことができました。まず今できることから始めようと思い、この街のツアーガイドを始めてみました。」

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    そうして年間約100名の方をご案内したんだそう。

    小高の地で過ごす中で、どんなことを感じたのだろうか。

    「元々、人の役に立ちたいという漠然とした思いがあり、それが医療工学だと思っていたのですが、それが徐々に変化していったんです。小高で生活をしていく中で、地域とのつながりや人の温かさを知って。今は、この地域で暮らす人々の役に立つような仕事をしたいと思うようになっていきました。」

    小高での経験から、徐々に心境が変化したと教えてくれたA.Gさん。

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    大学内での学びについても聞いてみた。

    「早稲田大学に通う学生って、議論することが好きだと思うんですよ(笑)どんなテーマでも色んな角度から考えてみて、意見を共有し合って、また考えて。」

    「高校生の頃は、特に議論できる力があったとか、議論が得意だったわけではないんです。でも、大学で議論好きな人が集まる環境に身を置くうちに、いつの間にか自分も議論をするようになりました(笑)」

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    そうして「議論」が好きになっていったA.Gさんが、今、描いている将来の姿とは。

    「将来は、ゲストハウスとか経営してみたいなって思っています(笑)仕事に疲れたら、帰って来られるような場所を作って、みんなでご飯食べながら、いろんなことを話して。やっぱり議論になっちゃうんですよね(笑)早稲田大学らしくて好きです。」

    「最初は、なんとなく誰かの役に立ちたいな、という気持ちがあれば大丈夫なんじゃないかと思いました。まだ具体的な目標が見つかっていない人にとって、早稲田大学はとても良い選択肢になると思います。大学で学ぶ中で、ゆっくり見つけていける場所だと思います。」

    じっくりと将来の姿を描いていきたい人には、早稲田大学がぴったりなんだと教えてくれた。

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    ProfileA.G さん先進理工学部

    ※掲載情報は2025年の取材当時のものです。

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