“早大生と地域をつなぐ”をテーマに頑張りたい
「青森で育って、早稲田にきて。そして今は青森のため、地域のために頑張りたいと思っています。」
もともと小さい頃は外交官を目指していたという彼女が、そう思うようになった経緯について話を聞いた。

「父が国家公務員だったことや、通っていた中高一貫校が海外にも系列校がある学校だったので、漠然と外交官になりたいと思っていました。そのことを祖母に伝えたら、外務省のホームページをたくさん印刷してくれて(笑)それを読んでいると、入省した方々のインタビューを見つけ、難しい大学の法学部に行けば外交官になれるんだ!と幼い時の自分はなんとなく思ったんです(笑)」
DISCOVER
WASEDA


実は海外大学への進学も視野に入れていたというM.Fさん。
そうした背景があったうえで、どうして早稲田大学を選んだのか理由を聞いてみた。
「高校生の時にアメリカに少しだけ留学をしたんです。その時に、実はホストファミリーからあまりよくない対応をされてしまって。これまで国単位とかで社会を見ていたのですが、もっと個人レベルの小さい単位の社会を見る必要があると感じました。もし、海外から日本に来た人が、逆に私と同じような思いをしていないか。そうしたことが気になるようになり、国内の大学で社会を広く学べるところを探しました。」

早稲田大学に入学後、どんな活動をしてきたのだろうか。
「大学に入学してすぐにインターンを始めました。一年生の授業数が4年間の中で比較的多いということもあまり知らずに(笑)その結果、ちょっと体調を崩してしまったのですが、そのタイミングで少し休憩もかねて、地元青森の八戸三社大祭に参加することになりました。」


地元青森でのお祭りに参加したことが転機になったようだ。
「素晴らしいお祭りなのに、人が少なくなって継承が難しくなってきている現状を知りました。何か私にできることはないかと考えていたタイミングで、経済産業省のとあるプログラムに採択をされたこともあり、大学を一年休学して自分のやってみたいことに集中する時間を設けました。」
「今は復学をして、4月には法人を立ち上げました。次のステージが始まるという感じでワクワクしています。」
休学してやりたいことにじっくり取り組み、その経験を活かして、さらに活動や大学での学びを発展させようとしているようだ。


とても行動力があり、きらきらとしたように見える彼女だが…
「入学以来ずっと生活費どうしよう!って毎日なんとかやりくりしている感じです(笑)週末に作り置きをして、毎日お弁当をつくって少しでも食費を節約して。青森にも定期的に戻るんですけど、安い夜行バスで10時間くらいかけて帰省しています(笑)」

「残りの学生生活は、“早大生と地域をつなぐ”をメインテーマで頑張りたいと思います!!」

ProfileM.F さん社会科学部
※掲載情報は2025年の取材当時のものです。