早稲田大学なら、どんな分野でも仲間が見つかる場所がある
「長野で生まれ育ち、その後、神奈川に引っ越しました。高校では本気でプロ野球選手を目指していたんです(笑)」
「昔から東京六大学野球に憧れがあり、東京大学を目指していました。早稲田大学はスター選手が多いイメージがあり、試合に出られないのではと思って、実は当初は早稲田大学を志望してなかったんです。」

「ただ、高校最後の夏に怪我をしてしまい、甲子園予選には出場することができずに終わってしまいました。その頃から大学受験を本格的に意識するようになり、勉強をし始めました。結果的には大学入試センター試験(現・大学入学共通テスト)を利用して、早稲田大学文化構想学部に入学することができました。」
DISCOVER
WASEDA


そんな経緯で入学したK.Hさん。早稲田大学にはどのような印象を持ったのだろうか。
「早稲田大学は、いい意味で“どろ臭い”感じがすると思うんです。そういう雰囲気が好きで、もし東京大学に合格することが叶わなかったら、早稲田大学に進学したいと考えていました。文化構想学部は、最初の2年間くらいは幅広い教養を身につけて、後半で自分の学びたいことを深く勉強していく。自分にはこのスタイルが合っているのではないかと感じました。」


自分に合ったスタイルでの学び。4年間を通してどのように学びを広げてきたのか。
「最初は、SDGsがよく話題になっていたことや、生まれ育った長野の美しい景色が大好きで、この景色を守りたいと漠然と思っていて。環境や地域に関わることを勉強していきたいと考えていました。」
「大学3年生の時に、民俗学のゼミに入ったんです。ここで、自分が言語化できていなかった日本の豊かさを、すでに100年も前の学者たちは語っていて、未来に警鐘を鳴らしていたことを知り、一気に大学の勉強が楽しくなっていきました。」


勉強以外の学生生活はどうだったのだろう。
「大学1年生の時に、QOL向上委員会というサークルを作りました。Quality of Life(生活の質)の向上を目指す活動です。当時、コロナ禍で活動が制限されており、学費を払っているのに、思うような学生生活を送れない、何かを変えたいなと思ったのがきっかけです。人が気軽に集まって、小中高時代に純粋に楽しい!と感じたことを色々やっていました。鬼ごっこなどもよくやっていましたよ(笑)」
そんな活動の中で、K.Hさんが感じたこととは。
「人と人とを、たくさんつなぐこと。それはもしかしたら自分が人生をかけてやっていきたいことかもしれない。そう思うようになったんです。」
「一度会った人の名前は忘れないという特技があるんですよ(笑)だから、一度でも会話をしたことがある人とキャンパスですれ違うと、いつも声をかけています。」


今取り組んでいることは?
「大学4年の春に、農山村体験学習をしたんです。そこで同じ志を持つ友人と出会い、一緒に『地域連携ガク部 ~結の芽~』という団体を立ち上げました。“学生が地域と関わるきっかけを作る”をテーマに、地域カフェをやったり、自治体と連携したり、空き家をクラウドファンディングで資金を集めて改修をしたりと、色々なことをやっています。」

好きなものについても聞いてみた。
「大学の中で、自分が一番ケバブが好きな自信があります(笑)早稲田祭でもケバブを出店しているのですが、2日間で2,500個を売り、売上は全体の中で1位だったんですよ!」

「どんな分野でも、仲間が見つかるのが早稲田大学だと思います。想像以上の自分に出会えると思うし、仲間にも出会えると思います。もし、その仲間が自分であれば最高ですね。」
そう笑顔で話をしてくれた。

ProfileK.H さん文化構想学部
※掲載情報は2025年の取材当時のものです。






















